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Channel: FASHION(ファッション) | HOUYHNHNM(フイナム)
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FREEMANS SPORTING CLUBのGWが何やら騒がしいです。

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140503_main_photo.jpg NYでスタートし、時代を越えて受け継がれる" アメリカン・スタンダード" の精神を様々な形態で表現する「フリーマンズ スポーティング クラブ(FREEMANS SPORTING CLUB)」。 日本にショップがオープンして、早1年。徐々に日本にもブランドのバックボーンとなっている普遍的なデザイン性とクラフツマンシップの魅力が浸透して来ているようですが、そんなタイミングで物作りに根ざした" 仲間 = コミュニティ" が集う、1日限りのウィークエンド マーケットが開催されます。 常徳堂、STOCK、Sirturdays、Zanny、ORLANDOによるヴィンテージ ウェアやアンティーク雑貨。日本のクラフトカルチャーを牽引するレザーアイテムのThe Superior Labor、アイウェアのUsh やBobby Sings Standard、シューズのKIDS LOVE GATE、靴のお直し工房のYe Olde Hauntなどが参加します。 order_shirt1.jpeg また、時を同じくして「フリーマンズ スポーティング クラブ」のオーダーシャツ会もスタートいたします。 価格は¥15,000+税から。選ぶ生地によって価格が異なるとのことですが、その生地はなんと600種類! さらに、ボディスタイル3型、襟15型、 カフ7型と、間違いなくオンリーワンな一品が作れます。納期は3週間程度を目安にしてください。 という感じで、ゴールデンウイークの「フリーマンズ スポーティング クラブ」にどうぞご注目ください。
Text_Ryo Komuta
the weekend market 日時:5月3日(土) 時間:11:00~19:00 会場:FREEMANS SPORTING CLUB - TOKYO 住所:東京都渋谷区神宮前5-46-4イイダアネックス表参道 入場料:無料 出展者:常徳堂(時計・雑貨) / KIDS LOVE GAITE (シューズ) / Zanny (アンティーク家具・雑貨) / STOCK (古着) / ORLANDO (アンティーク雑貨) / Ye Olde Haunt (靴のお直し) / The Superior Labor (レザーアクセサリー) / Sirturdays (古着) / Ush (アイウェア) / Bobby Sings Standard (アイウェア) アフターパーティー 日時:5月3日(土) 時間:20:00~22:30 会場:FREEMANS SPORTING CLUB - TOKYO B1F 入場料:無料 DJ:斎藤寿大 (Pepe California) ミュージシャン/ウェブディレクター。バンド Pepe Californiaリーダー。デザイン会社ブルーマークを経て2012 年にウェブコンサルティング会社 Saito & Co. を設立。代々木公園のワインカフェ NEWPORT 、猫ウエブマガジン「ilove.cat」共同主催。 DJ:三浦信 (COMEDY TONIGHT) 小林径や須永辰緒といった東京のジャズシーンを代表するDJ と競演を重ね、2003年初めて制作したトラックが小西康陽が主宰するreadymade international のオムニバスアルバムに収録される。以後、主宰するCOMEDYTONIGHT よりmonsieur mieurax 名義でep 盤を2 タイトル発表。2010 年にファーストアルバム「僕はスノッブ」をリリース。2011 年にはレディ・ガガのカバー集「JAZZY GAGA」のプロデュースや沖 樹莉亜のファーストアルバム「É da Julia (エダ ジュリア)」への楽曲提供など活躍の場を広げている。

MY CLASSICS コンバースを履く人。その理由。

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老若男女の定番シューズとして知られる〈コンバース〉。ここまで大衆的なブランドとなった今もなお、こだわりの強いファッション関係者、クリエイターに支持を集める理由とは。何故、彼らは〈コンバース〉を選ぶのか。各々のライフスタイルから〈コンバース〉というブランドの魅力を探っていきます。

Photo_Shinji Serizawa、Shinpo Kimura、Yoshiteru Aimono
Text_Mikiya Suzuki
Edit_Hiroshi Yamamoto

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老若男女の定番シューズとして知られる〈コンバース〉。ここまで大衆的なブランドとなった今もなお、こだわりの強いファッション関係者、クリエイターに支持を集める理由とは。何故、彼らは〈コンバース〉を選ぶのか。各々のライフスタイルから〈コンバース〉というブランドの魅力を探っていきます。

Photo_Shinji Serizawa、Shinpo Kimura、Yoshiteru Aimono
Text_Mikiya Suzuki
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落合宏理さん(36歳)ファセッタズム デザイナー
2012年の春夏からランウェイでのコレクション発表を行っている〈ファセッタズム(FACETASM)〉。コレクションブランドとしてのエレガンスと確固たるストリートマインドが融合したスタイルはシーズンを重ねる毎に凄みを増し、今では東京を代表するデザイナーとしての覚悟が見えてくるほど圧倒的な存在感を放っています。
そんな〈ファセッタズム〉の2014年秋冬コレクションのランウェイでお披露目されたのが、〈コンバース〉とのコラボレーションモデル。実際に1年の350日ちかくは"ALL STAR"を履いているという落合さんが、この春のラインナップのなかから選んだのはまさかの"JACK PURCELL TRC"。
デコラティブなコレクションとは一線を画すオーセンティックなスタイルで登場した落合さんに、〈コンバース〉の魅力を語ってもらいました。
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CONVERSE ジャックパーセル TRC ¥6,900(税抜)
格好良い大人はみんな履いている、
100年後も残る究極のプロダクトデザイン。
「格好良い大人はみんな履いている印象なんですよね、〈コンバース〉って。それこそランウェイで使われることも多いですし。アメカジ、モードを問わず"ALL STAR"はどんなスタイリングにも馴染む。これまでいろんなスニーカーを履いてきましたけど、いつからか"ALL STAR"だけを履くようになったんです。雨の日以外はほとんど履いています。
理由? なんでしょうね(笑)。やっぱり普遍性だと思います。今から100年後も変わらないで受け継がれていくカタチ。ある意味、究極のプロダクトデザイン。そういった物を作ることは、デザイナーとしての1つの理想形ともいえますからね。そんなことを考えながら履き続けていたら、ご縁があって、コラボレーションに繋がったんです。
ただ、今日はあえて"JACK PURCELL"を(笑)。理由は浮気したかったから(笑)。しかも、これくらいラフにスタイリッシュだと、気軽に履くことができる。僕の世代だと"JACK PARCELL"はカート・コバーンをはじめとしたカルチャー的イメージが強く、ストレートすぎて......。だからこそ、このくらいの遊びがある方が今の僕には心地良いんです」
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コンバースインフォメーションセンター
電話:0120-819-217
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老若男女の定番シューズとして知られる〈コンバース〉。ここまで大衆的なブランドとなった今もなお、こだわりの強いファッション関係者、クリエイターに支持を集める理由とは。何故、彼らは〈コンバース〉を選ぶのか。各々のライフスタイルから〈コンバース〉というブランドの魅力を探っていきます。

Photo_Shinji Serizawa、Shinpo Kimura、Yoshiteru Aimono
Text_Mikiya Suzuki
Edit_Hiroshi Yamamoto

福田麻衣さん(33)スタイリスト
トリコロールカラーのテープがアクセントになった〈コンバース〉の"JACK PURCELL TRC"を、清潔感溢れるコーディネイトにチョイスしたのは、スタイリストの福田まいさん。女性ファッション誌を中心に、カタログに広告、ときにはメンズファッション誌まで手がけています。
スプリングコートを羽織りながらも、インナーにはギンガムチェックのシャツをオン。裾や袖からチラリと見えるチェック柄が、爽やかな雰囲気を醸し出しています。また、ワークテイストの強いニットキャップを合わせるなど、メンズテイストの取り入れ方も見事。
自宅には多くの"ALL STAR"をストックしているという彼女にとって、〈コンバース〉の魅力とは。
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どんなスタイルにも合うし、飾っても絵になる。
ついつい買い足し続けてしまうブランド。
「ファッションに目覚める前から〈コンバース〉を履いてきたんじゃないですかね。初めて意識して買ったことを憶えていないくらいですから(笑)。ただ、やっぱり"ALL STAR"が一番多いですね。中学生当時の現行のものからUSメイドやビンテージ、いろんなブランドとのコラボレーションであったり、本当にいろんなモデルを履いてきました。
ただ、今日はあえての"JACK PURCELL"。アッパーのシャンブレーの質感も春らしいですし、ローカットは足もとにスッキリした印象を与えてくれるんですよ。だからスキニーパンツとの相性も抜群なんです。
スタイリストという仕事柄、〈コンバース〉ほど使い勝手の良いシューズってないんですよね。どんなスタイルにも合うし、飾っても絵になるじゃないですか。だから、ついつい買い足していってしまうんですよね(笑)」
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CONVERSE ジャックパーセルTRC ¥6,900(税抜)
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老若男女の定番シューズとして知られる〈コンバース〉。ここまで大衆的なブランドとなった今もなお、こだわりの強いファッション関係者、クリエイターに支持を集める理由とは。何故、彼らは〈コンバース〉を選ぶのか。各々のライフスタイルから〈コンバース〉というブランドの魅力を探っていきます。

Photo_Shinji Serizawa、Shinpo Kimura、Yoshiteru Aimono
Text_Mikiya Suzuki
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今野智弘(37歳) NEXUSVII. デザイナー / Sync. ディレクター
物の本質を知り、本質の断片をエディットしながら、オリジナルとして昇華させる。クリエイションに成熟身が増してきた近年の〈NEXUSVII(ネクサスセブン)〉。そんな〈ネクサスセブン〉の舵をとるのがデザイナーの今野さんです。
2月には東京初の直営店「V.E.L(ヴイ.イー.エル)」をオープン。最新コレクションに加え、ビンテージアイテムや〈コンバース アディクト〉なども取扱い、ブランドの世界観をそのラインナップからも感じ取ることがでるスポットとして人気を博しています。
そんな今野さんが取材時に履いていたのが、"SKIDGRIP"。意外なチョイスの理由から、〈コンバース〉というブランドの魅力まで、お話しを伺ってみました。
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CONVERSE スキッドグリップ ¥5,900(税抜き)
過去・現在・未来が見えてくる、
レンジの広さがコンバースの魅力。
「あらためて振り返ると、小学生の頃にはすでに履いていましたね、ミニバスケットをするときのために持っていたのを憶えています。高校時代にはシアトルへ短期留学するのに迷わず〈コンバース〉を選んでいましたし。ミニマムなデザインなので、汎用性の高いシューズとしてどんなシーンにも重宝するんですよね。
これまで"ALL STAR"や"JACK PURCELL"、"SKIDGRIP"など、名品と呼ばれるモデルはひと通り履いてきました。なかでも最近驚いたのは、〈コンバース アディクト〉の履き心地の良さ。ビンテージが好きだからこそ、こだわりの仕様と進化を遂げた部分のバランスの良さが見えてくるというか。
そういえば珍しいモデルも持っていますよ。"SKIDGRIP"のアッパーに"JACK PURCELL"の代名詞であるトゥのスマイルが施されているモデル。1960から70年代頃のモデルなのかな。かれこれ15年ほど大事に履いています。
進化した新しい物としての面白さもあるし、長い歴史の中からビンテージを掘る楽しみもある。そのレンジの広さが僕における〈コンバース〉の魅力なんだと思います」
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老若男女の定番シューズとして知られる〈コンバース〉。ここまで大衆的なブランドとなった今もなお、こだわりの強いファッション関係者、クリエイターに支持を集める理由とは。何故、彼らは〈コンバース〉を選ぶのか。各々のライフスタイルから〈コンバース〉というブランドの魅力を探っていきます。

Photo_Shinji Serizawa、Shinpo Kimura、Yoshiteru Aimono
Text_Mikiya Suzuki
Edit_Hiroshi Yamamoto

小田原愛美(25歳) アーティスト/I&MEディレクター
独自の世界観のイラストやコラージュ作品で人気を博すアーティスト、小田原さん。今シーズンからスタートする話題のガールズストリートブランド「I&ME(アイ アンド ミー)」のディレクションも手がけなど、ファッションシーンにおいても注目を集めています。
ダブルのライダーズに太めのボトムという一見、ボーイッシュなスタイルではありながらも、インナーに合わせたスケルトンのシャツが、ガーリーな雰囲気と女性らしさを感じさせてくれます。
アーティスト、デザイナーという2つの視点を持つ彼女にとって〈コンバース〉の魅力とは。その価値観や魅力について聞いてみました。
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CONVERSE キャンバス オールスター J OX ¥9,900(税抜)
絶妙な「普通具合」が好きなポイントになる。
"ALL STAR"には不思議な魅力を感じます。
「好きなスニーカーはいろいろあるんですけど、なかでも〈コンバース〉の"ALL STAR"は突然履きたくなるんですよね。履きたい衝動にかられるというか、不思議な魅力があるんです。
初めて履いたのは赤い"ALL STAR"。兄から譲り受けたので、かなりボロボロだったんですよ(笑)。ただ、そのエイジング具合が好きで、よく履いていましたね。"JACK PURCELL"の時期もあったんですけど、どういうわけか"ALL STAR"の方が落ち着くんです。
変わることのないデザインは、良い意味で普通というか。その絶妙な普通具合が、好きなポイントになる。だからこそ"ALL STAR"を履く日は、いろんなスタイルに挑戦したくなるんです。今日みたいに男っぽさをベースにしたスタイルで合わせてみたり。
しかも、今日履いたモデルは驚きの日本製。日本人ならではのきめ細かい物作りが、足を入れた瞬間に伝わってくるほど、履き心地抜群。だから、このモデルには限っては、突然履きたくなるというよりも、デイリーユースに使いたいですね」
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老若男女の定番シューズとして知られる〈コンバース〉。ここまで大衆的なブランドとなった今もなお、こだわりの強いファッション関係者、クリエイターに支持を集める理由とは。何故、彼らは〈コンバース〉を選ぶのか。各々のライフスタイルから〈コンバース〉というブランドの魅力を探っていきます。

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Text_Mikiya Suzuki
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石井大さん(28歳) スタイリスト
メンズファッション誌を中心に、カタログ、広告、アーティストのスタイリングなど多方面で活躍するスタイリスト、石井大さん。
若手きっての実力派として注目を浴びる彼が、この日のコーディネートにチョイスしたのは〈コンバース〉の"SKIDGRIP"。しかも純白。同じく純白の極太パンツにラフなカットソーを合わせています。
各アイテムはシンプルならがも、個性的に見えるのは自身のキャラクターを熟知しているからこそ。そんな石井さんが〈コンバース〉を履く理由とは。
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CONVERSE スキッドグリップ ¥5,900(税抜き)
他は真似できない完璧なフォルム。
オリジナルだからこその貫禄がある。
「最初に〈コンバース〉を履いたのは中学の頃。学生服にハイカットの"ALL STAR"を合わせていましたね。懐かしい(笑)。あとは、やっぱり"JACK PURCELL"。珍しい色があればゲットして、という感じで買い集めていました。
ただ、最近気になるのは"SKIDGRIP"なんですよ。というのも今、個人的に作業用のユニフォームをファッションとして取り入れたりしていて。"SKIDGRIP"には、そのテイストがあるじゃないですか。それでいてフォルムが綺麗で履き心地も快適。これからの季節であれば、ショート丈のパンツと合わせてみるのも良さそう。
プレーンなシューズはたくさんありますが、そのオリジナルと言えるのはコンバースだけ。オリジナルしか持ち得ない貫禄にも、僕は惹かれてしまうんですよね」
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CONVERSE スキッドグリップ バイカラー ¥5,900(税抜き)
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老若男女の定番シューズとして知られる〈コンバース〉。ここまで大衆的なブランドとなった今もなお、こだわりの強いファッション関係者、クリエイターに支持を集める理由とは。何故、彼らは〈コンバース〉を選ぶのか。各々のライフスタイルから〈コンバース〉というブランドの魅力を探っていきます。

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大北幸平さん(38歳) VAINL ARCHIVEデザイナー
"こだわり抜いたモノ"を信条に、繊細かつクオリティの高いオリジナルウェアを展開する〈ヴァイナル アーカイブ(VAINL ARCHIVE)〉。そのデザイナーとして活躍する大北さんは昨今、服作りとは異なる表現の場として架空のアートユニット「VIDEOBOYZ」を立ち上げるなど、話題に尽きない人物。
今回は白い"ALL STAR"にタイトなスラックス、トップスにはパーカ&ジャケットを合わせたカジュアルだけどクリーンなスタイルで登場してくれました。こだわり抜いた素材感やシルエットが、洗練された印象を作りだしています。
さて、そんなファッショニスタの大北さんにとって〈コンバース〉とは?
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スタイルに"品"をもたらす
ALL STARが自身定番の1足。
「スニーカーは好きですよ、ハイテク、ローテク問わず。ただ、自分のスタイルに合うなと思っているのは、バルカナイズド製法のスニーカー。コンバースで言うところの"ALL STAR"ですね。僕にとっての真の定番というか、とにかくよく履いています。珍しい配色を目にしたときには、つい購入しちゃいますし。
これだけカジュアルなプロダクトでありながら、デザインはとてもスマート。最近は、コーディネートに品の良さを求めるときに、"ALL STAR"を選ぶようにしています。今日、穿いているようなスラックスと合わせても、きちんと馴染んでくれる。
でも、結局のところ、しっかりとしたカルチャー的なバックボーンと、いつの時代も変わらないデザインが好きなんですよね。物の作り手の1人として、憧れのプロダクトというか...」
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老若男女の定番シューズとして知られる〈コンバース〉。ここまで大衆的なブランドとなった今もなお、こだわりの強いファッション関係者、クリエイターに支持を集める理由とは。何故、彼らは〈コンバース〉を選ぶのか。各々のライフスタイルから〈コンバース〉というブランドの魅力を探っていきます。

Photo_Shinji Serizawa、Shinpo Kimura、Yoshiteru Aimono
Text_Mikiya Suzuki
Edit_Hiroshi Yamamoto

加賀美 健さん(40歳)アーティスト/STRANGE STOREオーナー
フイナムブログでお馴染みの加賀美健さん。古着や雑貨をはじめ、オリジナル商品を販売する代官山の隠れた名店「STRANGE STORE(ストレンジ ストア)」のオーナーであり、アーティストとしても知られています。
いかなるときも自然体。そんな表現の似合う加賀美さんは、今回も肩肘の張らないデイリーカジュアルなコーディネートで登場してくれました。オーバーサイズのスウェットパーカにエイジングされたデニムパンツというシンプルな着こなしは、かえってこなれた感じがあってスタイリッシュに見えてきます。
そんなこなれた感じを後押しするのが足もとに合わせた〈コンバース〉。本日の履いた「SKIDGRIP」をはじめ、「ALL STAR」はカラバリで揃えているほどなのだとか。
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靴棚にあって当たり前の存在。
結局いつも〈コンバース〉に行きつくんです)。
「コンバースといえば"ALL STAR"。僕自身、昔から履いてきましたし、今でも様々なカラーバリエーションでストックしています。どこでも買えるし、安価。買うことにも、履くことにも躊躇しないのが、良いんです。今では、ストックしておかないと落ち着かないくらいになっています(笑)。実際に旅行の際には必ず、"ALL STAR"を持って行きますからね。
ただ、こうやってラインナップを見て気になったのが"SKIDGRIP"、しかも総柄。普段の僕では選ばないんですけど、あまりにも"ALL STAR"に親しみがあるので、気分を変えたかったのかな。今日のようなカジュアルなスタイルだけではなく、あえてスーツに合わせてみるのも面白そう。綺麗な花柄が際立ってきますし」
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老若男女の定番シューズとして知られる〈コンバース〉。ここまで大衆的なブランドとなった今もなお、こだわりの強いファッション関係者、クリエイターに支持を集める理由とは。何故、彼らは〈コンバース〉を選ぶのか。各々のライフスタイルから〈コンバース〉というブランドの魅力を探っていきます。

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Text_Mikiya Suzuki
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三好良さん(27歳) 1LDK プレス
新しいスタンダードを創造する独創的なセレクションで、同業からも一目置かれるショップ「1LDK(ワンエルディーケー)」。そのプレスとしてのみならず、ショップ「1LDK/DEPOT.(ワンエルディーケー/デポ)」のストアマネージャーも兼任する三好さんは着こなし上手として様々なメディアにも顔を出すほど、知られた存在です。
そんな三好さんが、最近の着こなしのキーにしている色がネイビー。この日も上下ともにネイビーで合わせ、インナーのみホワイトをチョイス。心地良くて、清潔感もあって、スタイリッシュなコーディネイトを披露してくれます。
足もとには同様にネイビー×ホワイトの〈コンバース〉の「SKIDGRIP」を選び、コーディネイト全体に統一感をもたらしています。
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CONVERSE スキッドグリップ ¥5,900(税抜き)
普遍的だからこそ、避けてみたり。
その影に隠れた名品というポジションも魅力的。
「いつの時代も変わらず、どこでも手に入る普遍的な物。それでいて硬派なイメージもある。こういうステータスを築いているブランドって、なかなか無いんですよ。と言いつつ、個人的には超定番である"ALL STAR"を、ほとんど履いたこと無いんですが...。初めて履いたコンバースのシューズは"ONE STAR"でしたし。
"SKIDGRIP"も好きなモデルの1つです。定番とはいえ"ALL STAR"の影に隠れているし、プレーンなデザインも魅力的。これからの季節に最適な風合いのあるキャンバス地に、スタイルを選ばない濃紺カラーも今日、選んだポイントです。
しかも、これだけシンプルなフォルムなのに履き心地も抜群。僕は店頭に立つこともあるので、こういった機能とデザインを兼ね備えたシューズは重宝するんですよ。価格もお手頃なので、カラバリで揃えても良さそうですね」
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老若男女の定番シューズとして知られる〈コンバース〉。ここまで大衆的なブランドとなった今もなお、こだわりの強いファッション関係者、クリエイターに支持を集める理由とは。何故、彼らは〈コンバース〉を選ぶのか。各々のライフスタイルから〈コンバース〉というブランドの魅力を探っていきます。

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中嶋敏嗣さん(40歳) UNFINISH代表
店舗やオフィス、住宅といった空間のプロデュースのみならず、内装、什器にいたるまで作り出してしまう「アンフィニッシュ(UNFINISH)」。その代表を務める中嶋さんは、スケートボードにサーフィン、バイクなど、あらゆるサブカルチャーに精通していることでも知られています。
自身のライフスタイルを重視した物選びには定評があり、この日もエイジングされたデニムにフードパーカを合わせ、ベストを重ねたリアリティのあるワークスタイルで登場。作業もできて、こだわりも感じさせる、絶妙なバランス感覚は同名のアパレルブランドも手がけている中嶋さんならではと言えます。
そんな中嶋さんが〈コンバース〉を初めて履いたのは、伝説のスケーターがキッカケだったそう。
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CONVERSE キャンバスオールスター J HI ¥9,900(税抜き)
スケートボードにバイク、音楽。
僕にとってコンバースはカルチャーなんです。
「クリスチャン・ホソイが履いている姿がとにかく格好良かったんです。僕がまだ中学生の頃、スケートシューズというカテゴリーさえも無い時代。それ以来、ずっと履き続けています。プライベートで履いて、汚れてきたら作業場用にして、買い足して、という流れで数え切れないくらい履いてきました。
基本的には"ALL STAR"が多いですね。ローカットにハイカット、常に何足かずつストックしていますし。こういったベーシックなシューズって誰でも履いているからこそ、ファッションとして捉えると自分らしさを出すのが難しかったりもするじゃないですか。
ただ、僕の場合は、スケートボードやヘルス・エンジェルス、音楽で言えばL.A.ガンズやメタリカだったり、僕の人生に影響を与えてくれた憧れの人たちが履いていたから選ぶ。つまり、僕にとってコンバースは、ファッションというよりもカルチャーなんですよね」
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CHALLENGERとPUSH CONNECTIONのジョイントワークス。

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push_chellenger002.jpg スケートやモータサイクルカルチャーの要素を色濃く反映させたモノづくりに定評のある〈チャレンジャー(CHALLENGER)〉から、コラボレーションアイテムがリリース。日本人として初めてアメリカのスケートカンパニーにフックアップされ、世界デビューを果たしたプロスケートボーダー、岡田晋が手掛ける〈プッシュ コネクション(PUSH CONNECTION)〉とのジョイントワークです。 push_challenger001.jpg
DOT PRINTED TEE 各¥7,344(税込)
まずは全体にドットのプリントを施したポケットTシャツ。このドットのバランス感が絶妙で、決してポップになりすぎず、程良く爽やかな印象を与えてくれます。また、ポケット部分には今回のコラボレーション用に特別製作された織りネームが付くなど、主役として使える一枚ですね。 push_challenger003.jpg
DOT PRINTED CAP 各¥7,344
そしてデニム生地を使ったジェットキャップ。Tシャツ同様、ドットプリントが落とし込まれ、フロントパネルは織りネームが付いたチェック柄の切り返しに。サイズ調節はバックのレザーベルトで可能です。ちなみに〈チャレンジャー〉でジェットキャップをリリースするのは初とのこと。是非、店頭でチェックしてみてください。
Text_Jun Nakada
CHALLENGER 住所:東京都渋谷区神宮前2-18-7 電話:03-3423-1919 www.challengerworks.com www.challengerworks.com/store

コンセプチュアルで新感覚。『UnderWear magazine』が創刊。

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WMV by Daisuke Hamada
インターネットの普及に若者の活字離れなど、様々な要因が招いた現在の出版不況。ただ、それは本のあるべき姿を見つめ直す良い機会と捉えることもできます。淘汰されることは避けられないが、良質のものは残りやすい、そんな時代。 そこでご紹介するのが先頃、創刊されたばかりの新しいファッション・アート・カルチャー誌『UnderWear magazine』。 「身体と服」、「パブリックとプライベート、「美意識」など、"underwear"という言葉から連想される事柄に加え、不思議や新鮮なことにみる美しさをコンセプトに掲げ、国内外のデザイナーやアーティストをフィーチャーしていくという。 03.jpg
Replica by Lara Alegre
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Illustration by Genta Inoue
創刊号となる2014年春夏号では「The Nostalgia Issue」と銘打ち、東京とベルリンのブランド、アーティストにフォーカス。東京からは〈ビズビム〉のウイメンズ〈WMV〉のファッションストーリーや現代アーティスト・泉太郎へのインタビューを。一方のベルリンでは、ブルータリズム建築の特集や新進ブランド〈Replica〉を取り上げています。 05.jpg
Brutalism in Berlin by Shinji Minegishi
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&jason by Ryosuke Kikuchi
なお、日英のバイリンガル仕様となり、今後は年2回の発行を予定。画一化していった近年の雑誌市場とは一線を画すコンセプチュアルな新感覚マガジン。まずは手にとって、ページをめくりながら『UnderWear magazine』の意思を感じ取ってみてください。
Text_Hiroshi Yamamoto
UnderWear magazine 価格:¥1,080 uwmgz.com www.facebook.com/underwearmagazine Amazon UnderWear magazine SS2014 No.1 The Nostalgia Issue

原宿生まれの謎の生命体、スコロクトがBBCとコラボしました。

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bibishi.jpg 〈アディダス オリジナルス〉とのパートナーシップに〈ユニクロ〉との協業、さらに本業のアーティストとしてはアルバム『GIRL』をリリースするなど、かつての勢いを凌駕するほどの活躍を見せているファレル・ウィリアムス。 そんな彼がプロデュースするブランド〈ビリオネア•ボーイズ•クラブ(BILLIONAIRE BOYS CLUB ※以下BBC)〉より東京・原宿生まれの謎の生命体、スコロクトとのコラボレーションアイテムがリリース。
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キャップ 各¥6,480
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Tシャツ 各¥6,480
ラインナップはTシャツとキャップとなり、どちらもスコロクトによるオリジナルグラフィックを採用。ひらがなで"びびし"とあしらうなど、スコロクトならではのユニークかつ大胆な姿勢が垣間見られるデザインに仕上げられています。 10155855_675991245796505_6241200367499675454_n.jpg しかも、発売日となる5月3日(土)には、「Billionaire Boys Club TOKYO」にてイベント『Meet and Greet』の開催が決定。スコロクトとは一体何者なのか。実際に足を運んで確かめてみてください。
Text_Hiroshi Yamamoto
SKOLOCT Meet and Greet 日時: 5月3日(土)12:00〜 場所:Billionaire Boys Club TOKYO 住所:東京都渋谷区神宮前4-25-1 ライサ1F-C 電話:03-5770-0018 ※イベントに参加された方にはステッカーと粗品をプレゼントいたします。 BILLIONAIRE BOYS CLUB www.billionaireboysclub.jp

ロフトマン × チャリ&コーのキャップは、黒猫とイエローキャブ。

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CHARI,XGN .jpg 日本人の後藤雄貴氏と上別府陽介氏により、ニューヨークのローワーイーストサイドに設立されたバイクブティック〈チャリ & コー(Chari & Co)〉。いまでは、アメリカに住む人々にも"チャリンコ"の愛称で慕われ、アイテム、ショップ、ネーミング共に抜群のセンスで、現地のバイクコミュニティを支えています。 そんな〈チャリ & コー〉が、関西のセレクトショップ「ロフトマン(LOFTMAN)」とコラボレーションアイテムをリリースします。「ロフトマン」は、日本で初めて〈パタゴニア(PATAGONIA)〉を取り扱った大型のセレクトショップでもあり、アメリカ服を深く広く愛した独自のセレクトに定評があります。 CHARINGBD.jpg
CHARI&CO × LOFTMAN Black cat snapback cap ¥6,500+税
CHARIGHFGSH.jpg そんな玄人好みの両者が結託することで誕生したアイテムがこちらのキャップ。数百種類の生地スワッチの中から選び、パネル、ブランドロゴ、アジャスターの仕様など事細かく変更しています。 アメリカンコミックのキャラクターであるキャットウーマンをイメージした「ブラックキャット」のデザインは5パネルにて構成されています。 CHARISDMNF.jpg
CHARI&CO × LOFTMAN yellow cab 5 panels jet cap ¥6,500+税
CHARISDFFD.jpg こちらはニューヨークシティを象徴するタクシー「イエローキャブ」をテキスタイルに落とし込んだジェットキャップ。鮮やかな色味にポップなデザインがコーディネイトに華を添えます。 ニューヨークを肌で感じるバイクブティック「チャリ & コー」の個性豊かなアイデアやデザインは、男女問わずに支持を集める秀作ばかり。是非、ロフトマンで貴重なコラボレーションキャップを手に取ってみてください。
Text_Yuji Nakata
CHARI&CO × LOFTMAN 場所:ロフトマン B.D. 住所:京都府京都市中京区寺町通蛸薬師下ル 円福寺前町273 場所:ロフトマンコープ 梅田 住所:大阪府大阪市北区茶屋町15-22 アーバンテラス茶屋町C-2/B-1 www.loftman.co.jp/ eq.loftman.co.jp/

TOMMYが新たに仕掛けるアイコニックなコラボレーション。

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PEANUTS TEE 各5,000(+TAX)※ブラック、ホワイト、レッド、ネイビーの4色展開
先日発表した〈M.W FOR TOMMY〉が話題の、NYのダウンタウンプレッピースタイルを表現する〈トミー(TOMMY)〉から、キャッチーでアイコニックなコラボレーションアイテムがリリース。 そのお相手は、アメリカを代表するコミック、"スヌーピー"や"チャーリー・ブラウン"でお馴染みの「PEANUTS」。今季"WEST COASTER"をテーマに、アメリカ西海岸のリラックス感とNY DOWNTOWNの都会感のミックスを提案している〈トミー〉らしく、ヴィンテージウォッシュ加工を施すなど、着やすいアイテムが豊富にラインナップ。 peanutstommy002.jpg
PEANUTS POLO 各¥7,000(+TAX)※ブラック、ホワイト、レッド、ネイビーの4色展開
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PEANUTS PULLOVER HOODIE 各¥11,000(+TAX)※ブラック、グレー、ネイビの3色展開
アメカジスタイルに欠かせない存在と言っても過言ではないスヌーピーとその仲間たち。同じアメリカブランドの〈トミー〉だからこそ表現できた今作は、老若男女問わず楽しむことができるアイテムに仕上っています。4月下旬より全国のTOMMY展開店舗にて発売。お見逃しなく!
Text_Jun Nakada
TOMMY HILFIGER JAPAN 電話:0120-266-416(フリーダイヤル) http://tommyweb.jp 20140502_155344.jpg

TIMBUK2 LABORATORY~ティンバック2を知る為の3ステップ~ vol.1 歴史のおさらい。

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メッセンジャーカテゴリーにおいて米国市場シェア率No.1を誇るのが、この〈ティンバック2〉。デザインとタフネス、スムーズなクロスストラップなどの機能を集約した逸品をリリースし続けるバッグブランドです。アメリカのメッセンジャーカルチャーの礎である〈ティンバック2〉の歴史と魅力に触れ、〈ティンバック2〉のこれまでとこれからについてわかりやすくご紹介します。

Edit_Yuji Nakata
Illust_Sarika Toriumi

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メッセンジャーカテゴリーにおいて米国市場シェア率No.1を誇るのが、この〈ティンバック2〉。デザインとタフネス、スムーズなクロスストラップなどの機能を集約した逸品をリリースし続けるバッグブランドです。アメリカのメッセンジャーカルチャーの礎である〈ティンバック2〉の歴史と魅力に触れ、〈ティンバック2〉のこれまでとこれからについてわかりやすくご紹介します。

Edit_Yuji Nakata
Illust_Sarika Toriumi

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歴史をおさらい。
1989年に誕生して以来、サンフランシスコのメッセンジャーカルチャーを支えてきたバッグブランド〈ティンバック2(Timbuk2)〉をご存知でしょうか?
あるいは、そのモデルとなるのが古着市場でもカルト的な人気を誇る〈Zo Bag(ゾー バッグ)〉だったということまで知っている人は、そう多くないかもしれません。
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そもそもメッセンジャーバッグとは、ニューヨークのグローブ・キャンバス(Globe Canvas)氏、別名デ・マルティーニ(De Martini)によって、デザインされたショルダーバッグが起源とされています。当初は、電話会社の電気工事作業員のために強度と利便性を備えた、いわゆる機能に特化したバッグとして考案されました。
不安定な足場でもスムーズに作業するため、容易に工具を取り出すことのできるバッグは必要不可欠であり、それを叶えるバッグはエポックメイキングなプロダクトだったといえます。
その後、サンフランシスコのバイクメッセンジャーだったロブ・ハニーカット(Rob Honeycutt)が、わずか200ドルの初期費用から、黒地のハンドルバーバッグ(自転車のハンドル部に括り付けるバッグ)を50個だけ生産し、"The Freewheel"というお店で販売を開始しました。
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その間もロブ・ハニーカットはバイクメッセンジャーとして働いており、当時バイクメッセンジャーでありアーティストとしての顔を持っていたエリック・ゾー(Eric Zo)の「ZOBags」を愛用していました。
「ZOBags」は、エリック・ゾーが1984年にメッセンジャーの友人のために制作を始めたメッセンジャーバッグです。父親もサイクルショップを経営していたこともあり、メッセンジャーにとって必要なバッグがどんなモノなのかを正確に把握していたことと、クリエイターとしての才能が、そのバッグにはいかんなく発揮されていました。
また、世界中のメッセンジャーが「ZOBags」の斬新な1ピース構造に注目し、ロブ・ハニーカット自身も「ZOBags」を丹念に研究していました。
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Scumbagsの1ピース構造のメッセンジャーバッグ。
ロブ・ハニーカットはそのバッグにさらなる可能性を感じ、間もなくしてメッセンジャーバッグを制作。初回コレクションを「The Freewheel」と、自身が立ち上げたメッセンジャーバッグの会社〈Scumbags〉で本格的に販売を開始したのです。
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ScumbagsからTimbuk2へブランド変更した際のファーストモデル。
その一年後、ブランド名の持つアイデンティティ、そして信頼性について疑問を感じるようになりました。そして〈Scumbags〉を、サハラ砂漠の通商路において重要な中継地であり、様々な伝説や物語を持つアフリカの街Timbuktu(トンブクトゥ)と、ロブ・ハニーカットが敬愛したインディーズバンド「Timbuk3」の名前から取った〈Timbuk2〉に変更し、それが現在まで続いているわけです。
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名前の由来はこんな感じ。
〈ティンバック2〉創設一年後の1990年、最初の卸先に決まったのがオレゴン州ポートランドにある「The Bike Gallery」。
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ロブ・ハニーカットは1つずつ受注生産をすることを思いつき、バッグの製作に必要なすべての材料を縫製機械から手の届く範囲に置きました。つまり当時、すべてのバッグが、ロブ・ハニーカット1人によってオーダーメイドされていたのです。
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メッセンジャーバッグブランドとして軌道に乗った〈ティンバック2〉は、1994年にサンフランシスコベイを渡ったエミリービルという土地に拠点を移し、そこでマス・カスタマイゼーションとトヨタモーター社のメーカー哲学を学びます。
そして、他ブランドとの差別化を決定づけた、今や〈ティンバック2〉のシグネチャーモデルと呼ばれる特徴的なスリーパネル、カラフルなデザイン、一目でわかる渦巻きのアイコンを携えた、メッセンジャーバッグ「クラシックメッセンジャー」を発表するに至ったのです。
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その後も〈ティンバック2〉の勢いは衰えることを知らず、バイクショップやエンドユーザーに向けてカスタムデザイン可能なオリジナルバッグの受注制作を開始。上の写真のように、ユーザーの依頼に合わせたデザインをパネルごとに制作します。
このサービスの登場で、より多くの人の満足度を向上させることに成功し、さらに〈ティンバック2〉の名が世間に知れ渡っていきます。
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1997年には、カリフォルニア州アナハイムのインターバイクトレードショーに出展し、展示会場にてカスタムメッセンジャーバッグの生産パフォーマンスを行います。ちなみに、その頃の拠点はサンフランシスコのミッションエリアのTreat Streetに移っていました。
その後、インターネット版のカスタムバッグオーダーフォームの開発に取り掛かり、timbuk2.com上で「バッグビルダー」というセミオーダーのバッグ販売を開始。時代性に合わせ、コンピューターのキャリーケースやラップトップのソフトケースの開発にも成功します。
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そして2004年には、〈ティンバック2〉はヨガバックやメッセンジャーバッグのアーティストシリーズ、トートバッグやダッフルバッグなどを加えたバッグとアクセサリーのコンプリートラインを始動し、2006年には初のフラグシップストアをサンフランシスコのヘイズバレーにオープンし、総合的バッグブランドへと成長していくのです。
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2008年、〈ティンバック2〉はサンフランシスコにある工場を改装し、他に例のないワークスペースと環境を創立。2009年には創業20周年を記念して、アニバーサリーモデル"Lived in Messenger Bag"を発表しました。
そして2014年の今年、〈ティンバック2〉はブランド創業25周年を迎えます。顧客からの数多のフィードバックと厳格な審査で行われたユーザーテスト、25年の歴史より培われてきた豊富な知識より「クラシックメッセンジャー」が、機能とスタイルの双方において大幅にアップグレードしてリリースされます。
vol.2では生誕25年の歴史を踏襲しつつ進化する〈ティンバック2〉の最新モデルの魅力を、細部にわたるディテールとスペックにフォーカスしてご紹介します。その前に、まずは2014年春夏のルック画像を見ながらワクワクと興奮を胸に秘め、vol.2の公開に備えて下さい。
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伊藤忠ファッションシステム株式会社
電話:03-6439-3158
www.timbuk2-jp.com/
www.facebook.com/timbuk2japan

BACK NUMBER
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GWに狙うべきキラーデニム、JOHN SMITHから発売。

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johnsmith05021.jpg ずっと手元に置いておきたい男のベーシックアイテムを作り続ける〈インクラウディネス(in cloudiness)〉。どうやらそのデザイナーである吉田雄二が手掛ける新ブランド〈ジョン スミス(JOHN SMITH)〉が今、かなり話題のようです。なかでも、新作とも言うべきリジッドデニムが大好評との噂。 セレクトショップ「SHIPS JET BLUE」が別注をかけた美シルエットの13ozリジットデニムで、製作はデニム産地である岡山。タテ糸はメキシココットンの落ち綿を適量入れて作ったヴィンテージムラ糸に15回もインディゴ染めを施し、ヨコ糸は1日1反(50m)しか織れないシャトル織り機で織り上げています。シルエットはタイトストレート。とはいえ、決して細すぎるわけではなく、腰回り&股上のバランスが抜群のフィット感を与えてくれます。 johnsmith05022.jpg
JOHN SMITH × SHIPS JETBLUE「5POCKET タイトストレートデニム」¥16,000
縫製も8番、20番、30番と3つの番手と運針を各パーツに使い分けて縫製し、ヴィンテージデニムで見られる「万歳付け」と呼ばれる付け方のベルトループなど、デザイナー吉田のこだわりが詰まったデニムに仕上がっています。 時代を越えて新旧のデニムの技術を結びユニークなアイデアで形にしたデニムは、ある意味"Made in Japan"の実力を物語っているとも言えます。しかも、このプライス!? この機会に是非、実際手に取って確かめてみてください。
Text_Jun Nakada
SHIPS 渋谷店 住所:東京都渋谷区神南1-18-1 神南1丁目ビル B1-4F 電話:03-3496-0481 www.shipsltd.co.jp/ www.in-cloudiness.com

オークリーの新キャンペーン「太陽は、敵だ。」にイチロー氏も登場!

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sjhdfbglsg.jpg 世界中のトップアスリートが最大限のパフォーマンスを発揮する為のギアとして、絶大な信頼を寄せているのが〈オークリー(OAKLEY)〉のサングラスです。 日本でも野球やゴルフなどの大会においてアスリートの使用率No.1ブランドの地位を獲得しています。そんな〈オークリー〉の2014年度の新キャンペーン「太陽は、敵だ。 THE SUN IS THE ENEMY」がスタートしました。 ajfhgbkjasga0.jpg それに合わせて開設されたオフィシャルサイトでは、メジャーリーガーのイチロー選手をはじめ、プロゴルファーの宮里藍選手、スノーボーダーの平野歩夢選手のインタビュー記事を掲載。また、世界中のトップアスリートの着用モデル情報や、〈オークリー〉のアイウェアテクノロジーについても細かく知ることができます。 さらに6月下旬には、もう一人のアスリートのインタビューもサイト上に加わるとのこと。新キャンペーンに合わせて、〈オークリー〉の真価に少しでも触れてみてはいかがでしょう。
Text_Yuji Nakata
「太陽は敵だ。THE SUN IS ENEMY」 japan.oakley.com/sun/

英国の自然体カジュアルブランド、 Folkのクリエイションに迫る。 at ROOTS to BRANCHES

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ノンネイティブ(nonnative)〉や〈ホーボー(hobo)〉を擁する「TNP」がこの春、新しいショップ「ROOTS to BRANCHES」をオープンさせました。そしてこのショップの中核をなすブランドが、イギリスのカジュアルウェアブランド〈フォーク(Folk)〉です。デザイナーの来日に合わせ、ショップとブランド、二つを包括する企画を作ってみました。何とも風通しのいい二つのファクター、その秘密にそっと迫ります。

Photo_Hironobu Sato
Edit_Ryo Komuta

Folkデザイナー、キャソル・マクァティアへインタビュー。

ーFolkのブランドのコンセプトをあらためて教えて下さい。

キャソル・マクァティア(以下、キャソル): 基本のコンセプトはずっと変わっていません。日常着として着るために「シンプル・ベーシック・クリーン」なアイテムであるということ、そしてディテールまで細かく作り込んで、革新的で遊び心のあるものづくりをするということですね。

ー2001年にブランドスタートして、もう13年目ですね。

キャソル: 最初は自分たちの周りにいる友達のために洋服を作りたかったんです。そのときは、専門的な知識があったわけではないので、「やりたい!」という気持ちだけで作っていましたね。そして次第にスタッフも増えてきて、徐々にブランドとしての形ができ上がってきました。

ーお店は今、何店舗ぐらいあるんですか?

キャソル: ロンドンに4店舗あります。

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ー2011 Spring&Summer Collectionから、「TNP」でディストリビューションを始めることになりました。

キャソル: はい。僕らの関係はとても自然な形で始まりました。最初からビジネス的な関わりというよりは、「TNP」のスタッフと〈Folk〉のスタッフが同じような音楽が好きだったので、そんなところから距離を縮めていきました。そんな中知り合いを通じて、取引をスタートすることになったんですが、最初は「vendor」だけで取り扱い、そして3シーズン後にはディストリビューションもお願いすることになりました。感覚として、"仲間"という感じは昔も今も変わりません。日本でビジネスをする上で、「TNP」のことは本当に信頼しています。

ールックブックのスタイリングなどを見ても、英国独特の上品で肩肘の抜けた雰囲気が、どこか「TNP」っぽくもあるような気がするのですが。

キャソル: ウチの会社のスタッフは、洋服だけじゃなくて色々なことに興味を持っています。音楽はもちろんですが、旅を通して得る新しい発見など、そうした部分でスタッフの価値観に共通する点は多いような気がします。なので、もしかしたら似ているところはあるかもしれませんね。

Folk 2014 SPRING/SUMMER COLLECTION
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ーあなたはスコットランド出身ですが、自国の歴史、風土、カルチャーなどからどんな影響を受けていると思いますか?

キャソル: 私の家族は元々アイルランド人で、そこからスコットランドに入ってきました。今現在、拠点にしているロンドンという都市はものすごく国際的で、多くの民族が入り交じっています。そんな中、自分のルーツがスコットランドにあるというのは、色々な局面で感じます。ただ、作っている洋服にはそこまで直接的な影響はないと思っています。

ーベーシックでクリーンなイメージながら、適度なクラフト感、ポップな色使いが特徴で、最近の日本のブランドにはあまり見かけないカッティングだったり、柄などを使っているイメージがあります。デザインインスピレーションはどのあたりから受けているんですか?

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キャソル: ものづくりのやり方として、生地やディテールに関しては細かいところ一つ一つにまでこだわっています。そのために色々な国の工場を使いますし、またコストに関してもシビアに考えています。なので、最善の工場を選ぶためにパーツごとに違う国、工場で生産をしたりしています。

ー特定のアーティストに影響を受けたりもするんですか?

キャソル: そうですね。昔はそうでもなかったんですが、最近コレクションの量がどんどん増えてきたということもあるかもしれません。今季は「ブルータル建築(注:1950年代に見られるようになった建築の形式。冷酷で厳しい獣のような、"すなわちブルータルな"手法を用いた表現主義。荒々しさを残した打放しコンクリート等を用いた彫塑的な表現を特徴とする)」などからイメージを拾っています。

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ーこのシャツなどは、とても特徴的ですね。

キャソル: はい。ファベーラ(注:ブラジルにおいてスラムや貧民街を指す言葉)を遠くから見ると、このような感じに見えるんです。それはまるで(アンドレアス)グルスキーの撮った写真のように。

ーコレクションを見ていると、中間色が美しいという印象を持ちます。ブラックより、ネイビーというような。その点には自覚的なのでしょうか?

キャソル: 最初からブラックをあまり使いたくない、という意識はありました。自分たちが見てきた、80年代から綿々と続くファッションの歴史の中で、ブラックは頻繁に使われすぎていました。ブラック以外でコレクションを構成するというのは、当初はブランドコンセプトのようなことでもありました。あとは、そんな中で明るい赤やピンクなどの色を頻繁に使うことで、他のブランドとの差別化を図ったという面もあります。

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ーところで、「ROOTS to BRANCHES」は〈Folk〉を中心としたラインナップではありますが、ほかにも多くのブランドが揃っています。ショップを見た率直な感想を教えて下さい。

キャソル: 素晴らしいの一言です。自分たちは、〈Folk〉を取り扱ってくれている世界中のお店を見に行くんですが、日本のお店はディスプレイや、ブランドのセレクションがとくに素晴らしいです。このお店も空間、スペースの使い方が素晴らしいですよね。

ー東京のファッションシーンについてはどのような感想を?

キャソル: 日本に来ると、いつもものすごく刺激を受けます。日本の若者はとても細かいところにまで気を配って、ファッションを楽しんでいるように思います。色々なアイデアがありますよね。

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ー逆に、ロンドンのシーン、ファッションについても教えてください。日本ほど細かくキメない、自然体でいるということが、僕らから見たら美しく思えることがあります。

キャソル: ロンドンには、これといって決まったトレンドはないと思います。あったとしても、かなり動きが早いですね。東京はたくさんのムーブメントがあちらこちらでうごめいていますよね。そこが大きく違うと思います。ちなみに〈Folk〉ではつねにトレンドではないことをやるように心がけています。

ー最後です。これで日本にもひとつの拠点ができたわけで、今後の展望というか、やりたいことなどあったら教えてください。

キャソル: キャソル:将来的に日本にオンリーショップを作れたらいいですが、その前にきちんと「TNP」のみんなとコミュニケーションをとって、少しずつ前に進んでいけたらいいなと思います。

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次のページからは、「ROOTS to BRANCHES」を紹介していきます。

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日々の暮らしを豊かに。TNP発、「衣・食・住」型セレクトショップ。

というわけで、3月末にオープンした「ROOTS to BRANCHES」。場所は「vendor」のはす向かいの建物の2階。窓からはさんさんと陽光が降り注ぎ、桜の季節には美しい借景が楽しめます。そうした気持ちのいい立地にふさわしく、取り扱うプロダクトにもどこか風通しの良さを感じます。

コンセプトは「居心地のいい友達の家」だそう。玄関を模したエントランスを抜けると、着心地の良い洋服や、日用品、旅先で見つけた工芸品、世界中から集めたレコードやヴィンテージブック、植物や食品、そして子供のための玩具など、自分たちが使って納得した"いいもの"を集めた、まさしく「衣・食・住」を体現したセレクトとなっています。

それでは、ショップの様子を紹介していきます。

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器の種類もバラエティ豊かです。
島根県・湯町窯の三代目、福間琇士による布志名焼:角皿各種 ¥7,560~¥30,240、丸皿各種 ¥2,160~¥4,860
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家の中にある食器棚のようなディスプレイがお店の中心に鎮座。
LAGUIOLE:SOMMELIER KNIFE各種 ¥24,840~¥28,080、TABLE KNIFE & TABLE FORK ¥16,200
JUstenbois:TABLE WARE各種 ¥1,944~¥7,560、MAHO HARADA:皿各種 ¥3,240~¥19,440
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随所に気の利いたコーナーが散見されます。
蜂の巣: not for sale、KAT & ROGER: (奥) VASE ROUND ¥17,280、 (手前) CUP ¥5,940
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置いて良し、使って良し。ショップ一押しのクラフト。KAT & ROGER :4" PLANTER ¥5,940
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ショップの奥には、ショップの風通しのいい雰囲気を具現化したようなハンモックが。
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「TNP」のオフィスでも使用しているという南京錠を販売。堀商店:南京錠 ¥20,520
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NYはブルックリンを拠点に活動するアーティスト「ROSTARR」の堂々たる作品、"DEEP BLUE SEA"。
音楽は欠かせない要素。Nakamichi 600(カセットプレイヤー) & 610(プリアンプ) & 630(FMチューナー)
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レディースのアイテムも充実。〈FWK ENGINEERED GARMENTS〉、〈Folk WOMAN〉。
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植物や花器にもこだわりが。アート作品のような佇まいの逸品。布志名焼き:各花入 ¥64,800

次のページも、引き続き「ROOTS to BRANCHES」の紹介です。

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毎日を気持ち良く過ごすための、"いいもの"だけを選びました。

あまりに素敵なお店だったので、もう1ページ。もう少しだけお付き合いください。

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自宅にも、こんな風に写真や絵を飾って欲しいとのこと。現在は写真家谷口 京の作品が。ちなみに購入可能。
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ショップの至るところに使われている"銅"。空間の雰囲気作りに大きく寄与しています。
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ナニック ブラインド(nanik blinds)〉のウッドブラインド。存在感大。
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〈Folk〉以外にもセレクトの商品も充実。こちらは〈N.HOOLYWOOD〉。
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わらで編んだ工芸品。こうしたアイテムがショップ内に感じる"旅情"を加速させる。残念ながら非売品。
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いわゆる洋服屋にはなかなかないだろう、バラエティに富んだ商品構成。もちろん本も購入できます。
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HOUSE、TECHNO、AMBIENT、そしてBRASIL。幅広い音楽性を感じさせるセレクション。
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キャンドルなんかもラインナップ。DAZE nHAZE: GREEN CAMDLE M SIZE ¥3,240、L SIZE ¥6,480
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フィッティングルームには〈トラック ファニチャー(TRUCK FURNITURE)〉のCAMPING CHAIRが!

はい、いかがでしたか? あえてあまり全景を写したような写真は載せていません。このどこまでも心地よい雰囲気は、実際にお店に行くことでしか味わえません。思わず長居をしてまうような、店員さんとの自然なおしゃべりがあちらこちらであるような、その結果買い物をして思わずにんまり笑ってしまうような、、そんな多幸感に満ちたお店です。

中目黒クルーズのコースに、ぜひ入れてみてください。雨の日でもいいけど、晴れの日の方がきっともっと素敵です。

ROOTS to BRANCHES
住所:目黒区青葉台1-16-7 朝日橋ビル2F
電話:03-5728-5690
営業:12:00~20:00 火曜定休
http://roots-to-branches.jp

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これからの季節にぴったりなサマーフットウエアが、NEXUSVII.から。

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TROPICAL FIELD SANDAL ¥16,200(税込)
深い古着愛に根ざした、骨太なクリエイションを続けている〈ネクサスセブン(NEXUSVII.)〉。一気に初夏めいてきた今日のこの頃、二点のアイテムがリリースされました。 まずは、ベルクロストラップにプリントが入ったトロピカル・フィールド・サンダルから。 04_sandal_ol.jpg 03_sandal_ol_03.jpg 02_sandal_ol_02.jpg 調節可能なベルクロストラップ、スリップしないスエードフットベッド、フィット感のあるコルク製ミッドソールを搭載し、街、リゾートどちらでも活躍できるサンダルです。 05_sandal_blk_01.jpg 06_sandal_na_01.jpg ご覧のように、カーキ、ブラック、ネイビーの三色展開です。 07_espa_00.jpg
NEXUSVII. x ARTYZ ESPADRILLE ¥14,905(税込)
そしてお次は、年々支持者を増やし続けている、真夏のフットウェア、エスパドリーユ。こちらは究極のカスタムメイドとしてヴィンテージ素材を使い制作しているプロダクト・ライン「MADMAXX」が、〈アーティーズ(ARTYZ)〉と共に制作したもの。 08_espa_01.jpg 09_espa_02.jpg 10_espa_03.jpg 生地には〈ネクサスセブン〉 が長年使い続けているハワイ産ヴィンテージ・バーククロスを使用。しっかりと織込まれ豊かな表情を持ち、真夏の足下を上品に彩ってくれます。 11_espa_04.jpg スペイン・メイドのエスパドリーユは、10周年を迎える〈アーティーズ〉とのスペシャル・アイテムになります。 どちらのアイテムも、適度に抑制が効いていて、そして程よい遊び心に溢れています。大人が履きたいフットウェア、といったところでしょうか。 V.E.L 住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-52-5 #106 電話 : 03-5771-4774 営業:12:00~20:00 不定休 ※WEBショップでも購入可能です。 サンダルエスパドリーユ

ジャック・スペードから初のサングラスコレクションがデビュー!

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01_diptych_2_0001_02_f.jpg 意外にも感じますが、〈ジャック・スペード(JACK SPADE)〉から、初のサングラスコレクションが登場しました。 50〜60年代を象徴する詩人や活動家、そして数々の映画俳優からインスパイアされたというコレクションは、往年のビンテージモデルをベースに、シェイプやディテールを今日的にアップデートしています。 BRYANTPS_300_1_S.jpg
Bryant/P/S ¥21,384
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Lawrence/S ¥20,304
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Wagner/P/S ¥21,384
また、偏光レンズやフレックスヒンジを採用することで、快適性と機能性も追求し、テンプルの先端にはシグネチャーのエアプレンリベットで補強を補い、耐久性を高めた仕上がりとなっています。 そして今回、サングラスのローンチを迎えるにあたり、"The Vendor Project"なるものを展開しました。 街を歩けばストリート・ベンダー(屋台)に当たるほど、ニューヨークという街にとって欠くことのできない存在であるストリート・ベンダー。 今回のサングラスコレクションのローンチモデルを街中で探していたとき、彼らの働くリアルな姿を目にし、これだ!とひらめいたとのこと。 04_diptych_2_0003_04_f.jpg アイスクリームやホットドッグ、ハラルフードなどマンハッタンのミッドタウンエリアのベンダーで働く彼らにサングラスをかけてもらい、日々日常的な姿をフォトグラファーのJeremy Sachs Michaelsに切り取ってもらったのです。 07_greenewindow.jpg 実にNYらしいエピソード、そしてクリエイションですね。サングラスコレクションは、下記対象店舗にて取扱中です。
Text_Ryo Komuta
ジャック・スペード 神南 住所:東京都渋谷区神南1-17-9 河合ビル103 電話:03-3780-6860 ジャック・スペード 神戸 住所:兵庫県神戸市中央区京町69第一生命ビル1F 電話:078-599-9717 ジャック・スペード 阪急メンズ東京 住所:東京都千代田区有楽町2-5-1 阪急メンズ東京 4F 電話:03-6252-5112 ジャック・スペード オンラインストア

ヘリー ハンセンの防水ウェアが街着にぴったりなんです。

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HELLY HANSEN072.jpgヘリー ハンセン(HELLY HANSEN)〉と聞いて、「あぁ、マリンウェアのブランドね。。」と思った貴方は半分正解で、半分間違いです。 いまやデイリーユースなアパレルが多数揃う、トータルカジュアルウェアブランドでもあるわけで、前回はフリースの原点とも言われる"FIBERPILE®"のポップアップストアをフイナムで紹介しました。 今回はそれに次ぐ第2弾として"Aremark"シリーズがローンチしました。 jacket2014_04_24_9456.jpg
Aremark Jacket ¥21,600(税込み)
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Aremark Coat ¥27,000(税込み)
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Aremark MTD Jacket ¥28,080(税込み)
今回の"Aremerk"はつまるところ防水ウェアなのですが、アウトドアシーンだけではなく、例えばディナーへ出かけるドレスの上に、通勤中のスーツの上に、ガーデニングの時でもショッピングに出かけるときでも、、というわけで「いつ、どう着るか」という選択肢をたくさん持ち合わせたシリーズなのです。 w_jacket2014_04_24_9460.jpg
W Aremark Jacket ¥19,440(税込み)
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W Aremark Coat ¥21,600(税込み)
防水透湿素材"ヘリ―テック®パフォーマンス"を使用した、〈ヘリーハンセン〉らしい間違いのないテクノロジーに、ポップでキュートなデザイン&カラーリングが搭載されて、とても使いやすい一着に。 HELLY HANSEN083.jpg メンズ、レディスともに揃うので、カップルでお店に来ても楽しめるのではないでしょうか。
Text_Ryo Komuta
HELLY HANSEN HARAJUKU POP UP STORE!!! Vol.2 "Assortment of Aremark" 期間:~5月25日(日)  場所:HELLY HANSEN 原宿店 住所:東京都渋谷区神宮前5-27-8 ロスガトス1F 電話:03-6418-9669

HUM & RAWER | 2014 Spring Summer | No.4


HUM & RAWER | 2014 Spring Summer | No.3

HUM & RAWER | 2014 Spring Summer | No.2

HUM & RAWER | 2014 Spring Summer | No.1

LUNARGRAND COMPILE 〜ルナグランドにまつわる4つのこと〜

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2012年、〈コールハーン(COLE HAAN)〉が満を持して世に送り出した名作「ルナグランド(LUNARGRAND)」。革靴にスニーカーのソールを組み合わせるという、発想の転換から生まれた近未来的なルックスで瞬く間に人気は急上昇。そして広く知られることとなった今、「ルナグランド」のポテンシャルを再認識するべく、トレンド・スニーカー・デザイン・バイイングの目線から検証していきます。

Photo_Shimpo Kimura
Edit_Jun Nakada

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2012年、〈コールハーン(COLE HAAN)〉が満を持して世に送り出した名作「ルナグランド(LUNARGRAND)」。革靴にスニーカーのソールを組み合わせるという、発想の転換から生まれた近未来的なルックスで瞬く間に人気は急上昇。そして広く知られることとなった今、「ルナグランド」のポテンシャルを再認識するべく、トレンド・スニーカー・デザイン・バイイングの目線から検証していきます。

Photo_Shimpo Kimura
Edit_Jun Nakada

検証01_トレンドから見たルナグランド

証言者_山田陵太/スタイリスト
メンズを中心に雑誌、カタログ等、幅広く活躍。昨年、〈FACETASM〉の初となるZINE『Sun High Falls』のスタイリングも手掛けている。また最近、旧友が住む鹿児島へ2度目のトリップを敢行。そのお土産話はフイナムブログにて。
www.yamadaryota.com
www.houyhnhnm.jp/blog/yamada

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普通ならありえない組み合わせ。それがいい。

-ルナグランドを初めて見たときの印象は?

「アッパーがトラディショナルでソールがハイテク、"普通じゃありえない組み合わせだな"というのが第一印象。でもひと昔前だったらハイテク、あるいはトラディショナル一辺倒っていうのが主流だったのに対して、今はその垣根が無くなって、異なるテイストをあえてミックスさせる感覚がひとつのトレンドとして浸透している気がします。全身ヴィンテージやトラッドなアイテムだけでコーディネートするのではなくて、例えば薄手のマウンテンパーカの上にテーラードジャケットを合わせるとか、スーツにスニーカーを合わせる方が気持ちいいみたいな。今はそれがスタンダードになってきていると思うんですね。そういう意味でルナグランドは、トレンドの流れと合っているというか、むしろそのトレンドを先取りしていた気がします」

ルナグランド=スタイリングされた靴。

-異素材ミックスのスタイルが主流の中でルナグランドをどう合わせたらいいのか?

「ウィングチップやタッセルなど、アッパーは他のブランドでもよく見かけるベーシックなデザインが多いですが、ソール自体にメジャー感があるので、コーディネートのハズしとして使うのがいいんじゃないでしょうか。それさえベースにあれば、別にスタイルを選ばないというか。すでにこのソール=ルナグランドっていう認知度があるので、必ずしもスラックスを穿いたりジャケットを着る必要はないと思うんです。言って見ればルナグランド自体がスタイリングされた靴だから、服は無理に洒落感を出すよりもシンプルでいい。革靴というよりはスニーカーに近い感覚でルナグランドを捉える方が取り入れやすいと思いますよ」

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アイコンから定番に。

-ルナグランドが発売してから約2年が経ちましたが......

「発売当初は、それこそ"今これいいよね"っていう、いわゆるファッションを生業とするトレンドに敏感な人たちが履いているイメージ。で、それを見た一般の人たちも"欲しい!"ってすごい食い付くんだけど、売っている場所が限られていたのか、あるいは数が少なかったのか、買えなかった人が結構いたんじゃないかなって思います。だから最初はファッション業界という狭い所で火が付いて、ひとつのアイコンみたいになっていたのが、今はモデルのバリエーションも増えている。でもそれが定番として浸透したということなのかなと思います。そう言う意味では、ルナグランドみたいなハイテクとローテクを組み合わせた靴って〈コールハーン〉が最初だったのかもしれないですね」

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STYLE SAMPLE

ベージュの"ルナグランド タッセル"に9分丈のチノ、トップスには慣れ親しんだスウェットを合わせたシンプルでカジュアルなスタイル。ルナグランドの存在感を活かしつつ素材感やシルエットで遊ぶ。簡単そうで難しい、経験が物を言う絶妙なバランス感覚は是非とも見習いたいところですね。

シューズ:ルナグランド タッセル ¥38,000+TAX
その他本人私物

コール ハーン ジャパン
電話:0120-56-0979
COLE HAAN Official Site
BACK NUMBER
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good thing | 2014 Spring Summer | No.05

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